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指定保存樹
 と
寺院墓所

金沢市の市街地
でありながら
厳粛で清らかな雰囲気を
作り出している
木々と歴史

金沢市の市街地
でありながら
厳粛で清らかな雰囲気を
作り出している
木々と歴史

お参りされる人々に
安らぎと癒しを
与えてくれる
力強いケヤキ

大蓮寺にそびえ立つのは、高さ20m幹周り3mの見上げるばかりのケヤキ。樹齢は不明ですが、現在まで永きに亘って大蓮寺を見守ってきました。

大蓮寺のケヤキは、金沢市の保存樹木に指定され、四季折々の美しい姿を見せてくれます。
春には、新緑の葉が芽吹き、境内は明るく華やかになります。夏には、大きな葉が茂り、木陰で涼しく過ごすことができます。秋には、葉が紅葉し、境内は色鮮やかになります。冬には、葉が落ちて、木の幹と枝の力強い姿を愉しむことができます。

大蓮寺のケヤキは、墓地を覆うように存在しています。
そのため、夏の暑い日に墓地を訪れる人々は、ケヤキの木陰で涼しく安らかにお参りすることができます。

古木は、古来より人々から敬虔(けいけん)な心で見守られてまいりました。その威厳ある姿には、大地の深い息吹が宿り、心静まり安堵感に満ちた癒しをもたらします。
その巨大な枝は、まるで仏の慈悲深い腕が人々を包むかのように広がっております。枝に触れれば、心が穏やかになり、喜びに満たされることでしょう。また、根は四方に張り巡らされ、大地からの栄養を謙虚に受け入れております。この根の絶え間ない成長の力が、私たちへと伝わり、多くの人々に微笑みをもたらしてくれるのです。
どうぞ、直にその存在感を感じてみてください。

大蓮寺墓所

墓所には南無延命地蔵尊が在ります。南無延命地蔵尊とは地蔵菩薩の一つの呼称で、寿命を延ばし、福利を与える面を特に強調した呼称です。地蔵菩薩は生まれてくる子を加護するとされますが、延命地蔵経の説により、短命の難をもまぬがれさせるものとされています。

南無延命地蔵尊の横には力石(ちからいし)が在ります。チカラ試しに用いられた大きな石で、江戸から広まり、明治から昭和初期まで力石を用いた力試しが盛んに行われていました。磐持石(ばんもちいし)などとも呼ばます。大蓮寺の力石は県内某大社の祭事で使用されていました。